確信犯は何を確信しているのか
”確信犯”という言葉を最近よく思い浮かべます。
少し前、この言葉は誤用が多いとテレビで目にしました。「あの人は確信犯だ」など、「何かを行う前から悪いことだとわかっていてわざとやること、あるいは人」として気軽に使われることが多いですが、これは間違った使い方が広まったもののようです。
確信犯の本来の意味は、「政治的・思想的・宗教的などの信念に基づいて、正しいことだと確信して行われる犯罪行為、またはその犯罪行為を行う人」です。思想犯とかと似たような意味合いなのですね。
相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた殺傷事件の裁判が行われています。当時は精神的に絶不調で、一歩間違えば自分は被害者だったかも、あるいは加害者だったかもと考えた記憶があります。
報道で植松聖被告の供述を聞いていると、この人は確信犯だったのかもしれないなと思います。内容の是非はともかくとして。